12/16 衆議院選挙の日に

衆議院選挙の投票を終えて、冬枯れのなかをとぼとぼ自宅へ帰る道すがら、7年前に書いた本のあとがきのフレーズがふと頭に浮かんできました。

「メディア・ビオトープは、グローバル化とデジタル情報化の展開する21世紀前半のメディア環境がかかえる課題をとらえ、それらを乗り越えていく道筋を描いた、希望と可能性の隠喩である。

この隠喩には、メディア状況をただ観察したり、分析したり、批判するだけではなく、新たに組み替えていく、デザインしていくためのしかけが組み込まれている。しかしその根底には、深いニヒリズムがある。ここでいうニヒリズムとは、現代のメディア環境が抱える問題の深さと拡がりを、たじろがずにじっと見つめ、どこにも逃げずに心の底から理解しようとする態度のことだ。そしてそれらの問題とともに生きていこうとする覚悟のことだ。

メディア・ビオトープは、ニヒリズムに強く裏打ちされ、だからこそ希望と可能性を志向する、実践的な隠喩の体系なのである。」

水越伸『メディア・ビオトープ:メディアの生態系をデザインする』紀伊國屋書店、2005年.

僕は負けないでおこうと思っています。

はなばなしく勝てなくても、負けなければ、そして心ある仲間がネットワークして、おもしろいこと、よいことを企てていけば、必ず海路は開ける。

深いニヒリズムをかかえながら、みんなでこの海を渡っていこうと思います。よろしくね!