Two articles on platforms and AI literacy were out!

Two anthologies to which I have contributed have recently been published. In both articles, I discussed reflective workshops I developed, thinking about how we metaphorically understand platforms and AI. I thank the editors for allowing me to publish them.

I believe, however, that it is not enough to decode and understand platforms and AI but that it is necessary to find approaches for practical intervention by citizens. I intend to discuss this thoroughly in my forthcoming monograph.

“Reading Aloud Terms of Use: A Workbook for Understanding Platforms” (co-authored with Masahiro Katsuno), Decoding Platform Capitalism, (2023) Nakanishiya Shuppan.

“Let’s Draw AI!: A Workshop for Developing Metaphorical Understanding of Media,” Understanding AI in Society: How Technology Exerts Power, (2023) The University of Tokyo Press.

寄稿した二つの論文集が刊行されました。いずれにおいても、プラットフォームやAIを私たちがいかに隠喩的に理解するのかを考えて開発したワークショップを論じています。機会を与えてくださった編者の方々に感謝しています。

ただし私は、プラットフォームやAIを読み解くだけでは不十分であり、市民が実践的に介入する道筋を見出すことが必要だと思っています。このことは、これから出版予定の単著でしっかり論じたいと思っています。

「声に出して読む利用規約:プラットフォームを理解するためのワークブック」(勝野正博との共著)『プラットフォーム資本主義を解読する:スマートフォンからみえてくる現代社会』ナカニシヤ出版.

「AIを描いてみよう!:メディアの隠喩的理解を育むワークショップ」『AIから読み解く社会:権力化する最新技術』東京大学出版会.

第2回 Media Studies Forumへのおさそい

「教科書ってなんだろう:メディア研究を支えるメディアのゆくえ」

20世紀末にかたちを成しはじめたメディア研究は、一過性の流行ものなどと揶揄されながらも数十年にわたって発展を遂げてきました。
それに伴いとくに2010年代に入ると、メディア研究の教科書と呼べる書籍が、多くの出版社から出版されるようになりました。
このことは喜ばしいことである反面、長らく続く学術出版の苦況のなか、ふと気がつけばメディア研究の本棚には、教科書と、出版助成を受けたような高価な専門書ばかりが目立つようになって来てはいないでしょうか。

あらためて、教科書とはなんなのでしょうか。
今日の教科書は、本当に学生を惹きつけたり、新たな知的成果の発表の場になっているのでしょうか。
このことはメディア研究だけではなく、社会学、文化研究を含む、広く人文社会科学系の諸領域で共通に問われるべき課題のように思われます。

関西圏に棲息するメディア研究に取り組む人々をネットワークするために、2022年に始まったメディアスタディーズ・フォーラム。
その第2回は、「メディア研究の教科書というメディア」の現在について、英語圏の状況や、出版社側の事情なども交えながら、ともに語り合い、その未来について考えていきます。
ゆるりとした雰囲気の中で丁々発止とやりたいと思っています。

事前登録必要(定員に達したため、オンライン、対面ともに受付を締め切らせていただきました)、参加費無料です。

どうかお誘い合わせのうえご参加ください。

(水越伸・岩渕功一)

問題提起者:
飯田 豊(立命館大学)
藤嶋陽子(立命館大学)

コメンテーター:
鈴木クニエ(勁草書房)
岩渕功一(関西学院大学)

司会
水越 伸(関西大学)

日時:2023年4月22日(土)15:00から17:00前後まで

場所:関西大学梅田キャンパス4階ラボ
大阪市北区鶴野町1-5
http://www.kansai-u.ac.jp/umeda/
関西学院大学(関学)ではなく関西大学(関大)の梅田キャンパスです。昨年10月の第1回とは別会場ですのでご注意ください!

開催形式:対面とZoom(オンライン)によるハイブリッド形式

参加費:無料

参加登録:

オンライン参加申込みも締め切らせていただきました。
100名以上の申込みをいただき、まことにありがとうございました。

対面参加の申込みが定員(25名)に達しました。
申しわけありませんが、よろしければZoom参加での登録をお願いいたします。

当面、外国人研究生を受け入れません

(English follows)
最近、外国人研究生として私の研究室を希望する人たちからのメールが届くようになりました。
私の研究や研究室に興味を持ってくれて、本当にありがとうございます。

ただ、私は関西大学に着任して日が浅いため、まだ余裕がありません。
当分のあいだ、水越研究室では、基本的に外国人研究生を受け入れない予定です。

ほかにもっと良いスタッフが関西大学社会学部メディア専攻にはいます。
あるいは他大学にも素晴らしい先生がいらっしゃいます。
先生方の研究内容をきちんと調べて、連絡をするなどしてみてください。

いずれにしても申請するのであれば、しっかり準備をして進めてください。

水越伸

Dear all,

I will not accept any international research students for the present.

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0ct. 8 Media Studies Forumへのお誘い

「社会心理学と文化研究の対話」

メディア・コミュニケーション研究には多くのアプローチがあります。
しかし、同じ問題・イシューについて批判的な研究をしていながら、異なるアプローチをする研究者が協働する機会はそう多くありません。
研究者も<フィルターバブル>から自由だとはいえないのです。

本セミナーは社会心理学者・稲増一憲氏の近著『マスメディアとは何か:「影響力」の正体』(中公新書、2022)の合評をしながら、社会心理学と文化研究の対話と学び合い/学び捨てを試み、今後の協働の可能性を模索します。

このセミナーが関西地域に数多くいるメディア研究者が領域・関心を横断して交わり、斬新な共同研究へとつながっていく(できれば対面の)集いの場が定期的に設けられていくきっかけとなることを期待してします。
ざっくばらんで刺激的な議論を交わしたいと思いますので、どうか奮ってご参加ください!

(岩渕功一・水越伸)

報告者:稲増一憲
    難波功士
    阿部 潔
コメンテーター:水越 伸
司会進行:岩渕功一

日時:2022年10月8日(土) 15:00 – 17:00

場所:関西学院大学大阪梅田キャンパス 1404教室

開催形式:対面&zoomによるハイブリッド方式

参加登録:以下のリンクから参加登録をお願いします。
「対面参加」か「zoom 参加」のどちらかを選択してください。
9月下旬に zoom での参加詳細をメールでお送りします。 https://forms.gle/f1eEV52r6K2zEUUq8