3/9-10:INSTeMコンベンション「大人のためのリテラシ−:これからの知恵と技法を考える」開催

私が関わっている(財)INSTeMが、3月9日(土)10日(日)、東京大学本郷キャンパス福武ホールにおいてコンベンションを開催します。

タイトルは「大人のためのリテラシ−:これからの知恵と技法を考える」

オーディエンスとしての一般参加者とともに、アートやデザイン、企業教育、まちづくり、環境保全、メディア・プラットフォームまで、さまざまな領域でリテラシーに関わる実践やプログラムを展開してきている人たちに出展をお願いしたく、その広報を開始しました。

私は長い間、「リテラシー(Literacy)」という言葉を、文字の読み書きという営み(あるいは能力)と、その比喩であり応用であるメディア・リテラシーに限って用いるべきだと考えてきました。リテラシーとは、文字という記号体系の理解や活用のことを指す言葉なので、たとえば科学リテラシーや環境リテラシーといった用語は論理的におかしいと思ってきたのです。

例外は金融リテラシーで、それは貨幣も言語同様の記号体系だからです。しかし、英語ではリテラシーに対してニューメラシー(numeracy)という単語があり、それを使えばよいではないかと思ってきていました。

ただ、科学技術、環境、金融その他の領域でリテラシーに取り組んでいる人々の考え方や活動に接してみると、それぞれリテラシーという言葉を使いたくなる、あるいは使わざるを得ない事情があることがわかってきました。

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Nov. 12 INSTeM Kickoff Symposiumへのお誘い

11月12日(土)10:00-12:15、ZoomオンラインでINSTeMのキックオフシンポジウムを開催します。アカデミアと社会をつなごうとするこのネクサスの最初のイベントとなります。

登壇者は下記の方々。佐倉統、毛利嘉孝、山本貴光、吉川浩満、宮田雅子、松井貴子、忠聡太、神谷説子、居原田遥、宇治橋祐之。
事前登録必要・参加費無料・日本語使用。どうかふるってご参加ください!

On Saturday, Nov. 12, from 10 am to 12:15 pm, INSTeM will hold its kickoff symposium via Zoom online.

You need the registration free of charge. Language: Japanese. Why don’t you join us?

Launching an independent nexus: INSTeM

日本語はうしろ

On July 1, 2022, Osamu Sakura and I launched a foundation called INSTeM (Inter-field Network for Science, Technology and Media Studies) with a donation from Yang Hyun Chun, a Korean digital media entrepreneur.

The full-scale launch is this fall.

It will succeed and develop the activities of “5: Designing Media Ecology.”

Stay tuned!

2022年7月1日、佐倉統さんと私は、韓国のデジタル・メディアの起業家である千良鉉さんの寄附によって、INSTeM(インステム:Inter-field Network for Science, Technology and Media Studies)という財団を立ち上げました。

本格始動はこの秋。

『5:Designing Media Ecology』の活動を継承、発展させていく予定です。

ご期待ください。