Oct 19, 5th Media Studies Forum on Public Interest Technology

(日本語はうしろ)

Title:
Why Public Interest Technology Matters: A Cross-cultural Exchange for Equitable and Inclusive Technology Development

Abstract:
Professor Kathleen M. Cumiskey of City University of New York will discuss about Public Interest Technology at the 5th Media Studies Forum.

Public Interest Technology (PIT) is an interdisciplinary and practical approach to create, support, and develop a movement in which people use technology for the public interest and as a tool to solve social problems while resisting the spread of capitalist technology, as typified by GAFAM, across the media landscape. The development of PIT requires collaboration across boundaries between academia, government, communities, and individual users. PIT is still little known in Japan. How can technology support the public interest through collaboration among technologists, policymakers, civic groups, academics, and students?

In this meeting, Professor. Cumiskey will first present the history and overall picture of PIT and its potential and challenges. Then, Haruka Iharada (curator and activist of art and culture in Asia) and Shin Mizukoshi (media studies and education) will discuss from Asian or Japanese social contexts, moderated by Mari Nagatomi (American culture and popular music studies.)

This event is co-hosted by INSTeM(Inter-field Network for Science, Technology and Media Studies, a foundation that serves as a nexus that bridges professionals and non-professionals, universities and society. MSF and INSTeM hope that cross-cultural discussions will flourish based on the topics provided by Professor Cumiskey.

The meeting will be a HyFlex event. There is no participation fee, but advance registration is required. Presentations will be given in English, and discussions will be held in English and Japanese. After the session, a dinner party with face-to-face participants will be held.

We look forward to your participation.

Date:
15:00-17:30, Saturday, October 19, 2024 (JST)

Venue:
705, 7F, Kansai University Umeda Campus
Maximum of 20 person

Moderator:
Mari Nagatomi (Kansai University)

Lecturer:
Kathleen M. Cumiskey (City University of New York)

Discussant:
Haruka Iharada (Tokyo University of the Arts)
Shin Mizukoshi (Kansai University)

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9/22-23 雑誌『5』販売と音声実践@カルタイ神戸

みなさま

9月14日(土)の「INSTeMコンベンション Autumn@関大梅田キャンパス」は15の出展と100名を超える方々にご参加いただき、成功裡に終了いたしました。ご来場いただいた方々、関係者のみなさんにお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

さて、INSTeMは続けて9月22日(日)23日(月)に神戸で開催されるカルチュラル・タイフーン2024に参加します。私が毛原大樹さん、村田麻里子さんらとともに雑誌販売と音声実践をおこないます。下記に概要を記しておきますので、どうぞふるってご参加ください。

日時:2024年9月22日(日)・9月23日(月)いずれも10時から16時30分前後まで
(1〜2人でやっているので時々お休みしているかもしれませんがすぐに戻るはずです)

出展場所:阪急神戸本線「王子公園駅(HK-14)」至近「王子公園ハイム2階」
今年のカルタイは街場での開催。神戸の西灘・水道筋エリアのあちこちでの開催となり、そぞろ歩きをしながら楽しんでもらうことになります。私たちは総合受付のある建物の2階です。

出展内容:
雑誌『5:Designing Media Ecology』の販売と毛原大樹さんとのコラボによる音声実践

雑誌販売と音声実践は上記の写真のような感じ。

雑誌『5』は最新の第二期第1号(特集テーマ「間(あわい)の思想/Philosophy of In-Between」)をはじめバックナンバーなどを現金販売いたします。

『5:Designing Media Ecology』全号表紙一覧

音声実践は、毛原さん所有のCDチェンジャーで過去のRadio5の録音構成を聞いていただくほか、複数の生成AIを用いて作成した「『5』の歌」を披露する予定です。

なお、プロジェクトワークスを見て回る場合は参加費無料。個人発表やグループ発表に参加する場合には、当日参加費をお支払い下さいとのことです。支払いはここから。

三連休の中日と最終日、水道筋でお待ちしています〜❗

水越伸

9/14 雑誌『5』販売と大学院入試説明会をINSTeMコンベンションで!

あっというまに2024年も9月になってしまいました。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

さて、私がサブディレクターをやっている(財)INSTeM(Inter-field Network for Science, Technology, and Media Studies)が、9月14日(土)午後、関西大学梅田キャンパスとの共催でINSTeMコンベンションAutumを開催します。詳細については、こちらをご覧下さい。

INSTeMコンベンションがどんな雰囲気のものなのかは、2024年春に開催された第1回コンベンションの映像記録があるので、これをご覧いただくのがよいかと思います。

今回のINSTeMコンベンションにはビジネスからテック、市民社会にいたるさまざまな領域で「大人のためのリテラシー」に実践的に取り組む14組の出展者がそれぞれのブース展示やワークショップをする予定ですが、私は全体のとりまとめをやりつつ、一方で二つの活動をする予定でいます。

一つは、雑誌『5:Designing Media Ecology』の販売です。

5: Designing Media Ecology, 2nd Phase 1st issue, 2024.

2014年からスタートした日英バイリンガルのこのリトルマガジンは、途中で約5年の休止期間を経て、この春、INSTeMの雑誌として第2期第1号を刊行できました。特集テーマは「間(あわい)の思想:Philosophy of In-Between」です。9月14日にはこの最新号、およびバックナンバーを販売する予定です。オンラインでの購入もこちらから可能ですが、当日お時間おありの方は、ぜひお越しください。当日は、佐倉統さん、村田麻里子さん、毛利嘉孝さん、松井貴子さんなど、編集室の人間が一堂に会します。いろいろお話ができればと思っています。

もう一つは、私がいる関西大学大学院社会学研究科メディア専攻の入試説明をするというものです。コンベンションの主旨からいささかズレ気味ではと思われるかもしれませんが、大学院メディア専攻は「理論と実践」「表現と分析」を往復しながら学ぶ場所であり、まさにINSTeMコンベンションにご参加いただけるような方に入学してもらいたいと考えています。当日は村田麻里子さん、松下慶太さん、劉雪雁さん、そして私という4名の教員のほか、現役院生がおります。どうかお気軽にご参加いただければと思っています。

ちなみに私からの受験者のみなさんへのメッセージはこちらをご覧くだざい。

2023年度の水越ゼミの出席者

INSTeMコンベンションは、事前登録が必要で、その際に参加費(一般2,000円、学生1,000円)が必要となります。くり返しいえば、こちらをクリックしてもらうと参加申込が出来ます。

関大梅田キャンパスは大阪梅田駅至近。当日は夕方からパーティも予定しています。

どうかお誘い合わせのうえ、お越しください。お待ちしています。

以上

第4回 メディアスタディーズ・フォーラムのお知らせ

テーマ:
今のゼミはこれでいいのだろうか:
変化する大学、メディア環境のなかでの学びの共同体のゆくえ

関西圏でメディア、ジャーナリズム、コミュニケーション、文化研究などに取り組む人々がゆるく集うことができる機会を設けようとしてはじまったメディアスタディーズ・フォーラム(MSF)。

第4回目は、ゼミのありかたやその可能性と課題について報告をしてもらい、語り合います。

第4回 メディアスタディーズ・フォーラムのテーマ

長い間、ゼミ(独語ゼミナールの略語)は日本の文系学部教育のコアをなし、英米系で言う「セミナー」とは異なる、独特の濃い学びの共同体として機能してきました。

しかし就活時期の早まり、サークル、アルバイトやインターンなどの中での相対化、なにより新型コロナ禍などによって、近年、ゼミのあり方は大きく変わってきてはいないでしょうか。
その変化に対応して、このフォーラムの関連領域では、フィールドワークやワークショップの導入、メディア作品の制作や実践への参加などに取り組むゼミが多くなっています。一方でジェンダーバランスや留学生の受け容れ方、メディア・ビジネスとの関わり方、卒論の位置づけなどの課題もあるようです。

いずれにしても私たちはゼミの問題は研究とは別のことと考えがちで、同僚との雑談でしか話題にしない場合が大半ではないでしょうか。しかしこれは未来の高等教育をいかに(リ)デザインするかという、それ自体重要な研究課題だといえます。

今回のMSFでは、おもに学部のゼミに焦点をあて、伊藤高史、畑仲哲雄、劉雪雁という相対的にアプローチが異なるお三人から、それぞれのゼミの現状、可能性や課題について率直なところを報告していただき、飯田豊さんの質疑を皮切りにみなさんで議論を展開していきたいと考えています。

大学教員の方も、将来そうなることを志望している方々も、現役の学生さんも、どうかふるってご参加ください。

今回もハイフレックス開催。

対面参加者のみなさんとは終了後にお食事会を開催したいと思います。

参考:
伏木田稚子『ゼミナールにおける汎用的技能の習得:探究に基づく共同体的な学習環境の価値』 風間書房、2021.

日時:4月20日(土)15時から17時30分まで

登壇予定者:
伊藤高史(同志社大学)
劉 雪雁(関西大学)
畑仲哲雄(龍谷大学)

司会&討論者:
飯田豊(立命館大学)

ファシリテーター:
水越 伸(関西大学)

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3/9-10:INSTeMコンベンション「大人のためのリテラシ−:これからの知恵と技法を考える」開催

私が関わっている(財)INSTeMが、3月9日(土)10日(日)、東京大学本郷キャンパス福武ホールにおいてコンベンションを開催します。

タイトルは「大人のためのリテラシ−:これからの知恵と技法を考える」

オーディエンスとしての一般参加者とともに、アートやデザイン、企業教育、まちづくり、環境保全、メディア・プラットフォームまで、さまざまな領域でリテラシーに関わる実践やプログラムを展開してきている人たちに出展をお願いしたく、その広報を開始しました。

私は長い間、「リテラシー(Literacy)」という言葉を、文字の読み書きという営み(あるいは能力)と、その比喩であり応用であるメディア・リテラシーに限って用いるべきだと考えてきました。リテラシーとは、文字という記号体系の理解や活用のことを指す言葉なので、たとえば科学リテラシーや環境リテラシーといった用語は論理的におかしいと思ってきたのです。

例外は金融リテラシーで、それは貨幣も言語同様の記号体系だからです。しかし、英語ではリテラシーに対してニューメラシー(numeracy)という単語があり、それを使えばよいではないかと思ってきていました。

ただ、科学技術、環境、金融その他の領域でリテラシーに取り組んでいる人々の考え方や活動に接してみると、それぞれリテラシーという言葉を使いたくなる、あるいは使わざるを得ない事情があることがわかってきました。

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